a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

フレッドのメール

今日、フレッドからメールが来た。
娘がメールに添付して送ったテレビ番組の録画を観て、懐かしかったみたいだ。
彼はカナダ人。15年ぐらい前に宣教師として近所の教会に派遣されて来ていて、私は英会話のレッスンを受けた。年齢は娘より5才位若かったか。大きな男性で力持ち、我が家の家具を動かすときに便利だった。圧巻はグランドピアノを一人で下に潜って6メートル移動したときだ。まるで、牛を担いで歩いている感がした。それもその筈、彼はカナダのカルガリーで大きな牧場を経営している親の元で手伝っていたのだから。400頭の牛の世話をしていたのだ。
ローラースケートで道路を走ったり、宿舎として与えられて住んでいた家で、大きな音で音楽を鳴らし近所からクレームが来たり、狭い日本の住宅環境に順応するのに時間が掛かった。
娘とは気が合って藤の家具にペンキを塗らしたりしてこき使っていた。
任期が終わってカナダへ帰ってしまったが、1995年に夫とカナダに旅行した時に、カルガリー空港へ迎えに来てくれた。
その夜私達はレイクルイーズのホテルに泊まったが、遠い距離を車で来てくれて、一緒に食事をして大きなステーキをぺろりと平らげ、ビールも飲んでとても楽しい夜を過ごしたのだった。
その後友達を連れて日本に遊びに来たときはうちに泊まってくれた。
それ以来10年は会っていない。
彼はその後結婚し今や6人の子持ちだ。そのうちの3人は奥さんの連れ子だというから懐が深い。
良いお父さんをしている様子。
テレビを観て懐かしかったようで、娘に私のアドレスを聞いてメールをくれた。
どんなお父さんぶりだろう。一度会ってみたい。