a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

夫の母のこと2

a-doll2009-05-11

「ひでさま」の写真がたった1枚有った。と過去形で云うのは余り大切にし過ぎて何処かへ行ってしまったのだ。
写真といっても女学校のクラス別の集合写真で、叔母が自分の引き出しに大切に仕舞ってあって、叔母の死後発見して夫が何年振りかで瞼の母と再会して喜んだという写真だ。でも女学校の写真だから15才位か、あどけない顔でまだ大人の女性の顔になっていなくて、母親とは少し感じが違ったと思う。でも夫にとってはたった1枚の母の大切な写真だった。
絶対捨てたりしていないから、その内どこかから出て来ると思う。その時に又アップしよう。
惨いことに母の面影も消され、筐の衣類も無く、それでも夫の心の中にはずっと大きく存在していただろうと思う。
独身の叔母は厳しい人だったから「お母さんの写真を見たい」とは云えなかったと想像する。
「僕のお母ちゃんが生きてたら、おまえときっと仲よくなれたと思う」と夫は言った。
私も、私がこの世に生まれる前に亡くなってしまった人だが、姑になったかも知れない「ひでさま」に会ってみたかった。
今日のくるみちゃん:ランプの横の狭い所をお昼寝の場所に決めちゃった。