うん十三歳の誕生日。
風があるけれど良いお天気で嬉しくなった。母が元気な時は朝一番に電話をしていた。「お母ちゃん、私を産んでくれありがとう！」と言った。今朝もささやいてみたら母の声が聞こえそうな気がした。母が亡くなって２０年経つ。
今朝はこの世に生まれた感謝を神さまに捧げた。この年までずっと愛して下さって元気に生かしてもらっている事に感謝をする。
気分が良いので、掃除や洗濯をし、その間に林檎のジャムも煮た（ラカントで煮たので黒いけれど味は抜群）。
歩いて買物にも行く。
花屋さんの前を通ったので、ピンクのシクラメンと、小さな葉牡丹の寄せ植えと、小さな赤いポインセチヤを求め配達を頼んだ。
自分の誕生日の為に花を買うのって気分が良い。
例年夫が鉢植を花屋に届けさしてくれていた。昨年は娘が病床の夫の耳元で「お母さんのお誕生日にお花を買うからね」とささやいたら、夫は「うん」と頷いたので、赤いシクラメンを買ってくれた。
これからはずっと自分で買おう。
娘はウエッジウッドのマグカップと、ルノアールの絵の図書カードをくれた。
レストランの食事はしばらくお預けで、家で小豆の玄米ご飯と鯛のお刺身でささやかな祝宴を開く。
