a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「華麗なる恋の舞台で」

サマセット・モームの「舞台」を土台にした映画で、美しくてとても面白く観た。
1938年、油の乗り切ったロンドンの人気舞台女優ジュリア(アネット・ベニング)は夫(ジェレミー・アイアンズ)との生活は人目には円満に映っていたが、夫との間も女優としても何か満たされない日々を送っていた。
ある日、若いアメリカ人の男と恋に落ちる。幸せな日々は束の間で、裏切られて恋は終わってしまう。
しかし、なんと頭が良く逞しい女性であろうか。
最後の数分は息を飲む展開で、あっと思う幕切れだ。
唯の不倫の失恋物語ではなかった。
ファッションも素敵でアネット・ベニングはとても魅力的だ。久しぶりに面白い映画を観た。
華麗なる恋の舞台で デラックス版 [DVD]