映画化された磯田道史著「武士の家計簿」の中に先祖の名前を見つけたと娘が言った。
私も今読んでいるが、金澤藩士猪山家が残した細かく記した家計簿に、お金を借りた先と金額と年利を記してある。私の実家の祖先は、戦国時代に戦勝を上げた村の名を、褒美として殿様から苗字として賜ったと父に聞いた。
娘がインターネットで調べた侍帳の中にこの名は1軒しかない。
猪山家が我が先祖に借りた金は今の金で25万円程だが、家中と云えど親類でもないのに何故借りたのだろうか。
私の先祖も、経済の逼迫していた加賀藩で、そうそう豊かな暮らしが出来たわけがない。
猪山家が気の毒で見ていられなくて貸したのか、または方々に貸して金利で利殖を計るけちくさい家風だったのだろうか(それは信じられない)。
どんな生活をして居たのか、すごく興味が有る。
- 作者: 磯田道史
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04/10
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