a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「さあ、天を見上げなさい」

東北震災からこの方、よく歌われる坂本九ちゃんのうた、「上を向いて歩こう」「見上げてご覧夜の星を」。
嘆いてばかりで下を向いていないで、上を見上げる生き方をして欲しいという願いの表れだと思う。
創世記15:2〜6
先週の続きの箇所。
アブラムは75才の時に神に祝福されて、お告げの通りに故郷を出て10年が経った。
しかし、子供が無いと主に愚痴った。
そのときの神が語られた言葉が「さあ、天を見上げなさい。」である。
どのような時に神は語られるか。
1、夢が実現しない時。
10年もの間何も与えられなかった。と云っているが、この後さらに15年経って、ようやくサラに子供(イサク)が産まれる。
神の時間と人間の期待する時間とは違うことを知らなければならない。
ピアニストのふじ子ヘミングさんは、若い頃、レナード・バーンスタインに見いだされて、コンサートを持つことになるが、風邪をこじらせ中耳炎を患い聴力を失ってチャンスを無にしてしまう。
それから長い歳月、苦労をし続けるが、60才になって偶然才能を見いだされ、花開いて現在の活躍となった。
長い月日、彼女を支えていたのは聖書のみ言葉である。
ハバクク2:3
 もしおそくなってもそれを待て。
 それは必ず来る。遅れることはない。
2、夢の実現の早道をあせる時。
人は夢が叶わないと、あせって別のルートを模索する。
クリスチャンの弁護士持田明広氏は、弁護士に成ろうと司法試験に挑戦するが、中々合格しないのであせっていた。ある裏道が有ると誘われて心が揺らいだが、神の御遺志に反すると退けて、挑戦し続けた。
9回目に合格して、現在活躍なさっている。
小さな目標にすり替えずに最初に示された御心から離れてはいけない。
3、夢実現のビジョンが示される時。
5節
 「さあ、天を見上げなさい。
 星を数えることができるなら、
 それを数えなさい。」
 さらに仰せられた。
 「あなたの子孫はこのようになる。」
アブラムの子孫は増えて、ユダヤ民族が能力を発揮して、各地で活躍しているのは衆知の通りである。
「あなたには夢が有るだろうか」
指揮者の佐渡裕氏は、小学校の時に卒業文集に「ベルリンフィルで指揮をしたい。」と書いた。
努力とまれに見る素晴らしい才能で、50才にして実現した。
夢のイメージを描き、その実現を信じて祈ることである。