a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「解決されたトラウマ」

日曜礼拝メッセージより。
創世記32:22〜33:4
ここはヤコブの生涯のハイライトと云える箇所である。
1、ヤコブのトラウマは何か。
ヤコブは20年振りに帰って来る。
20年の間に財産を殖やしたので、故郷に錦を飾れる筈だが、双子の兄エサウを欺いて、偽装工作までして相続財産を奪い、怒れる兄から逃げた経緯があった。
未解決のままの帰郷なのだった。
使者を遣わすと、「あなたの兄上はあなたを迎えに400人を連れてやって来ます」と報告した。32:6
ヤコブが解決しょうとしたこと。
①400人もの軍勢を恐れて、逃れるために宿営を2つに分けた。32:7〜8
②神に祈った。切々と祈った。しかしご利益的な表面的な祈りであって、奪った事への悔い改めの無い祈りであった。32:9〜11
③贈り物をした。32:13
なだめ作戦である。全部で550頭もの家畜である。もしや贈り物によって快く受入れてくれるのでは、と思ったのである。
しかし不充分なものだった。
神は辛抱強く20年間ヤコブを待ち続けておられた。32:24
2、ヤコブと対決。
ヤコブはここである人とレスリングをする。
その人はヤコブのもものつがいを打った。
砕かれたもものつがいは自我の象徴である。
しがみ付いているもの、執着心が邪魔をして祝福が入らない。
握りしめていてはならないのである。
3、ヤコブの変化。33:2〜3
 ヤコブ自身は、彼らの先に立って進んだ。
 彼は兄に近づくまで、7回も地に伏しておじぎをした。
そしてエサウが変わった。
 エサウは彼を迎えに走って来て、彼を抱き、
 首に抱きついて口づけし、
ふたりは泣いた。33:4
 神は、人の行いを喜ぶとき、
 その人の敵をも、その人と和らがせる。箴言16:7
この箇所は神がいかに慈悲に満ちた方かを示している。