a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「悲しみを癒すもの」

日曜礼拝メッセージより
創世記37:31〜36
涙には種類がある。歓喜のなみだ。可笑しくて笑い転げて出る涙。
ここではヤコブが流した涙について語られている。
1、涙の原因は何か。
(ヤコブの子ども12人のうち、ヨセフを溺愛し兄達の嫉妬心を煽った。
その上、ヨセフは神の啓示に寄る夢を話をしゃべって兄達を怒らせた。)先週のはなし。
事件が起きた。兄達はヨセフの服を剥がし、やぎの血にひたした。ヨセフをミデヤン人の商人に売った。
ヤコブは最愛の息子が死んだと思った。
伏線が有る。
①兄弟愛の欠如 32節
兄達は父に報告するのに「あなたの子の長服かどうか、お調べになって下さい」弟と言わずあなたの子といった。ルカの福音書の「放蕩息子」と同じである。
あなたの子だが、私の弟ではない、と言っている。
②親子の信頼関係の欠如
親子の断絶が見える。
本当のことを告げず、うそを言って親を悲しませている。
以前、ヤコブも兄に成り済まして、騙して長男の権利を奪った過去がある。
「撒いたものは刈り取らねばならない」のである。
ヤコブは何日も泣いた。35節
2、ヤコブの悲しみを癒すのは何か  
36節、ここには神の回復の業の開始がある。
 ミデヤン人はエジプトで、パロの廷臣、その侍従長ボティファルにヨセフを売った。
多くの人は、わが子を失って愛する者を守りきれない無力を経験する。
手の届かないところで、愛する者を支えられる神の御手を知って、万事を益に変えられる神の御手に委ねること。これがヤコブの慰めである。


1999年にされた横田早紀江さんの「証し」を紹介して下さった。
1977年新潟で長女めぐみさんが行方不明になった。
大掛かりな捜査にも関わらずめぐみさんは見つからなかった。
悲しみに沈んでいた中、友だちに誘われて聖書に出会い「ヨブ記」を読み始めた。
礼拝に出席するようになり1984年洗礼を受け、娘のために祈り続けた。
神の御手に委ねることで心の平安を得られた。
1997年北朝鮮に生きているらしいという情報が入った。
今も希望を持ってめぐみさんとの再会を待ち望んでおられる。
私も早紀江さんの為に祈りたい。