a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

隣の家

我が家の南隣は長年誰も住まず放置されている。
昨年、当主であるお婆さんが亡くなられたと聞いて、やれやれこれで売ってくれて新しい家の2、3軒でも建ったら賑やかになって嬉しいな、と期待していたが。
先週の金曜日に、お隣の植木が全部ばっさり根元から伐採された。
いよいよ解体されて新しい家が建つのやろか?と期待していたが、半分正解で半分違った。
不動産屋に売却したのではないのだ。
今日お孫さんが来て掃除をしていたので「えらいきれいさっぱり切りはったんやね」と水を向けてみたら「すみません、やかましかったでしょう」と、この子は如才がない。
いつでも家を解体出来るように片付けているのだそうだ。
解体してどうするかと言うと、彼が住む家を建てるそうだ。
「それはうれしいわ。どなたも住んではれへんかったら淋しいし恐いのよ」と私。
しかし、すぐ新築するわけでも無さそうで「結婚が決まったら」という条件なのだ。
家を汚くし放置するのはご近所に迷惑をかけるから、取りあえず片付けて置くのだそうだ。
今、放置された一戸建ちが、ニュースでも時々取り上げているから悪いと思っているみたい。
「もう結婚決まってるのでしょう?」と聞いたが「まだですねん」といっている。
マスクをしているから表情は読めないが、口ぶりではかなり良い線を行ってるのでは無いか、と私は踏んだ。
いずれにせよ、新しい家が建って、彼がお嫁さんと一緒に住んでくれたら良いな〜と楽しみである。