a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

民藝公演

今日から玄関の前のタイルの張り替え工事。
全部剥がして、張り替えてもらう。日中暑い日差しでタイルが膨張して、扉が開き難くなったから。
M田さんを誘って、森ノ宮ピロティホールへ民藝公演「カミサマの恋人」を観に行く。
ずっと以前に、仲間の会に誘って下さった元の隣人M木さん母娘、私が誘いいれたYちゃんグループ、N村さん等、懐かしい顔に1年に1度出会える場でもある。
奈良岡朋子さんは82歳。暑い日々旅公演を続けて私たちを奮い立たせてくれる女性。
役柄は年よりだけど、立ち居振る舞いは年齢を感じさせない鍛えられた舞台人、流石である。
かぶりつきの座席だったので、真近で観られた。
「カミサマの恋人」は青森の物語で、津軽弁が聞かせどころ。
主人公のみち子はイタコではないがカミサマと対話が出来る人。ご神体は龍。
太鼓を叩いて何やら祈ってご託宣を授かり、依頼者に告げる。
祈る時は数え年でないといけない、のが面白い。
嫁姑問題、引きこもり、林檎農家の跡取りに嫁が来ない悩み、病気を苦に自殺を計ろうとする人など、頼みに来る人は様々だが、見事に解決する。あの世から死んだ人を出してしゃべらすのも特技。
巧みに人の真理を読んで解決する演技も達者なカウンセラーと言うところだ。
しかし、みち子さんの賢さに比べ他の人々の何と幼稚でたわいないことか、すぐに信じてしまう単純な日本人なのである。