降誕節3週、礼拝メッセージより
予期しないことが起こったときにはどうすべきか。
マリアとヨセフは素晴らしい神の恵みを得た。
ルカ2:1〜7
そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。1節
アウグストは、シーザーの甥で、ローマ帝国初代皇帝(BC27〜AD14)であった。
ユダヤにはメシア思想が有るので、ローマ帝国の直轄地とされていた。
マリアは身重であった。それでも命令に従わなければならず、まことに迷惑な話であった。
ロバの背に揺られて、ナザレからベツレヘムへの長旅はさぞ困難を極めたことだろう。
しかし、その結果として3つの大きな恵があった。
1、神の守りの体験。
マリアは月が満ちて無事に男子の初子を産んだ。6節
人の歩みは主によって確かにされる。
主はその手をささえておられる。詩篇37:23〜24
2、神の御言葉の真実
600年前の預言に、
ベツレヘム・エフラテよ。
あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、
あなたのうちから、わたしのために、
イスラエルの支配者になる者が出る。
その出ることは、昔から、
永遠の昔からの定めである。ミカ5:2
自分たちの意志でなく苦労をして旅をしたのだが、預言通りの御言葉が実現されたことを体験し、神の真を感じたに違い無い。
3、神の支配
私たちの人生にもアウグストが居る。病、重い問題、運命、不況など、アウグストを恨むことになる。
しかし真に動かすのは、アウグストさへ動かして支配される神である。マリアとヨセフは祝福を体験し神の守りを感謝したことであろう。