a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

映画「サラの鍵」

2010年公開のフランス映画。
1942年7月のある日、突然家族は捕まえられて連行される。
すぐにも帰って来れると思った10才のサラは、咄嗟に弟を押し入れに隠し鍵をかける。「必ず迎えに来るから待っていなさい」と約束した。サラの家族はユダヤ人である。
アメリカ人ジャーナリストのジュリアは、夫の両親が所有するパリのアパートに住むが、その古いアパートには過去にユダヤ人が住んでいて、1942年に連行されて、後に女の子が脱走して行方不明になっていることを知り、サラの足跡を調べ始める。
調べるうちに悲しい辛い物語が現れるのだが、その中に愛に溢れる人たちが居て救われる。
幼い少女が受けた残酷な経験はどんなに辛いトラウマとなっていたことか。
最後の場面は泣ける。
良い映画だった。
サラの鍵 [DVD]