友達が面白いから、と言って持ってきてくれた本、黒川博行氏の「後妻業」。
最近、現実に起こった夫殺しと同じパターンで興味深い。
舞台は大阪。
ヤクザや新地のクラブ、葉巻やブランド物の時計やバッグ、高級車。
嫌いな世界が展開するが、適当に読み飛ばしながら面白くて一気に読んでしまった。
結婚相談所で出会った男性に公正証書を書かせて殺す。女の手腕は凄いが、言い成りになる男はあほとしか思えない。
妻を亡くした男の寂しさは分からないではないが、女に頼りっぱなしで自立出来ないのだ。
その点、私の周囲の男性は、妻に先立たれても一人で機嫌よく暮らしている人が多い。
彼らは亡くなった妻をこよなく愛していて、再婚をしないロマンチストなのだ。
今日は1日雨だった。
読書の合間に、家の中をトコトコと歩いてリハビリもし、キッチンの片付けをして過ごす。
痛みが随分取れて動きやすくなってきた。