a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

キリスト12弟子  「アルパヨの子ヤコブ」

キリスト12弟子「アルパヨの子ヤコブ
今日学ぶ弟子は、聖書の中で名前だけで、それ以外一言も言及されなていない。


1、アルパヨの子ヤコブ彼の名はアルパヨの子ヤコブという。(マタイ10:3)
そう紹介される理由は、父アルパヨが有名だったからでなく、漁師でヨハネの兄ヤコブと区別するためで、そして彼は「小ヤコブ」と呼ばれた。(マルコ15:40)
ちなみに「大ヤコブ」と呼ばれたのはヨハネの兄ヤコブ

小ヤコブについては名前以外経歴も性格も働きも何も記されていない。それは一言も話さなかったとか、なんの働きも無かったというのではなく、特に目立ったことではなかったということだろう。

そういう弟子が選ばれたという意義について学びたい。


2、アルパヨの子ヤコブから学ぶこと
・選びの特権
彼が際立った才能や働きをしなかったとしてもキリストは選ばれた(70人いたと言われる弟子の中から12人)のである。
それは正に私たちも特別な才能があるから神が選んでくださったのではない理由に似ている。

それではどんな理由か?

答え 申命記7:7、8→「愛されたから」
・信仰を持ってからもっとも役に立つ者に変えられる恵み

アルパヨの子ヤコブは生来おとなしく、たいした才能に恵まれていなかったのかも知れない。
そんな彼が12弟子の一人として選ばれた。
賜や才能は未信者の時代に全て開花するとは限らない。信仰を持ってのちにふさわし才能や賜物を与えられることがある。

例:星野富弘さんの絵画の才能

・最後まで主に従っていく祝福

アルパヨの子ヤコブの伝承が残っている。
主の昇天後、エルサレムで迫害が起こった時、逃げ出したペテロに主は「あなたはどこに行くのか」と問われた。
他の弟子たちも同様であった。
その中でアルパヨの子ヤコブだけが逃げずにエルサレムに留まったという。
これが本当だとしたら、目立つ働きはなくても、大きな才能がなくても最後まで信仰を全うする事の幸いをこのアルパヨの子ヤコブに見る事ができる。ルカ22:28