a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

黒い雨

奈良岡朋子の朗読劇、井伏鱒二原作の「黒い雨 ー八月六日広島にて、矢須子ー 」を森ノ宮ピロティーホールへ聴きに行く。
民藝の「仲間の会」の例会だったので、満員の観客だったが4列目の良いお席をとっていただいていた。
奈良岡さんは私より7歳年長だが、舞台袖から歩いてステージの中央の椅子に座るまで、背筋がピンと伸びて素敵だった。
細身の黒いパンツにプレーンな白いブラウス。
座るとやおら眼鏡をかけて本を広げて朗読が始まる。
1時間あまり休憩なく、お茶(?)を3回飲まれただけであった。公演はほとんど毎日で、しかも各地を移動しながらである。
この酷暑の時、よほどの使命感がなければ出来ない。
ファンの私としては健康を祈るしかない。
サイン入り色紙を頂いた