今朝も寒い。
こんな朝はダウンコートの出番だ。
教会に着くとぽっぽっと温まっている。
聖歌隊の練習に出る。
イースターの曲も決まった。
午後は聖書の勉強をする。
欠席した金曜日の集いの資料はMちゃんがいつも貰っておいてくれる。
* * * * * * * * * * * *
婦人聖書の集いより
ツェロフハデの娘たち
聖書 ヨシュア記17:1-6
古代社会は男性中心で、女性は無視されていた。
今日学ぶ聖書は、ツェロフハデの娘たちの働きによって主張が聞き入れられ、イスラエル社会を動かし、普遍律法にまでなったことが記されている。
現代の教会において、あるいはグループや組織において事を動かすには何が必要かを学ぶ事が出来る。
1、正しい訴え方
・背景
約束の地カナン征服の後、イスラエルの12部族の分割地を決める事になった。
分割地は男子が受け継ぐのが暗黙の了解であった。
マナセ部族の子孫ツェロフハデには息子がなく5人の娘たちだけであったので、そのままではツェロフハデが死んだ時点で彼の名前も土地も無いままで終わってしまう運命にあった。
・ツェロフハデの娘たちの訴え
彼女たち(マフラ、ノア、ホグラ、ミルカ、ティルツァ)は、祭司、ヨシュア、族長たちの前に進み出て、「私たちの親類の間で、私たちにも相続地を与えるように、主はモーセに命じられました」と言ったので、ヨシュアは主の命令で、彼女たちに相続地を与えた。4節
「祭司、ヨシュア、族長たちの前に進み出て」とある。
この表現は、単なる愚痴や不満で片付けられるのではなく、筋を通して話を進める表現である。
5人の娘たちの立派なあり方を学ぶ事が出来る。
2、訴えの根拠
5人の主張の根拠は土地をもらえない不平等の訴えではなく、「主はモーセに命じられました」と神の御心が既に示されているという根拠である。
5人の娘たちはその履行を求めている。
民数記27:6-11には「主はモーセに告げて仰せられた。・・・彼女たちの言い分は正しい・・・」と記されている。
3、彼らの主張を受け入れ行動する組織
ヨシュアたちは、主張が力のない者からだという理由で退ける事なく、神の御心であるという理由でイスラエルの普遍律法として事を動かし取り決めをした。
教会にはこの原理が適用されていかなければならない。
弱者の声に耳を傾ける事を忘れず、またその声が神の御心にかなっているかどうかの判断をしつつ事を取り決めて行く姿勢が大切である。