トルコのテレビドラマ「オスマン帝国外伝」シーズン1.2全部観終わった。
シーズン3はまだ日本で放映されていない。
続きはまだ観られないと思うと寂しい・・・。
最初はくだらないドラマだと思いながら観たのだけれど、中々奥が深い。
史実を知っているのである程度安心(?)して観られるのだけれど、あわや!という所で終わるから、次を観てしまう。
ドラマの面白さは脚本の良さに尽きる。
イスラムの人々は信仰深く(それは1日に何度もお辞儀をする礼拝のせいだと娘は言う)、相手が祈ったらすかさず「アーミン」と言うのが面白い。
祈りの内容がどうであれ。
16世紀の後宮の話だから、凄まじい足の引っ張り合い、毒殺、階段から蹴落とす、様々な画策をする。
いつも正しくて冷静なのは皇帝スレーマンだけ。
スレーマンはハーレムの泥沼試合に気が付かないのが可笑しい。
大勢の側女の中から奴隷として売られてきたヒュッレムを愛した。5人も子供を産んだ。
ヒュッレムは賢く努力家で明朗快活で、その上とびきりの美人なのだ。
皇帝は詩人でもあるから素敵な言葉で愛を囁く。・・・私のオレンジ、私のミカン・・・には笑ってしまった。
登場人物が多岐に渡るが、一番格好が良いのは小姓頭マルコチョール。
背が高く(演じている俳優は元ファッションモデルだという)眉も髭も濃くてターバンがよく似合う。
ギリシャ人大宰相イブラヒム、母后様付き侍女のダイエ、皇子の母マヒデブラン、お付きの侍女ギュルシャー、ハレムの女官長ニギャール、宦官長スンビュル、宦官ギュル、面白い個性的な登場人物がいっぱい出てくる。
子供達もかわいいし。
シーズン3、4はもっと長いようだ。
忘れないようにしないと。
これでようやく普通の映画が楽しめる。
暖かいからこたつの中から出てきたクルミ。