暑いし〜退屈。
昨日は気の緩みで、キャベツを刻んでるつもりで親指も刻んでしまった〜
応急処置をするのは久しぶり。
よって、今日は家事はそこそこにして映画の世界へ。
「好きな映画百選」no.8
1954年アメリカ映画「麗しのサブリナ」ビリー・ワイルダー監督
オードリー・ヘプパーンの出演映画が数ある中で、これが一番好き。
2本目の出演作「麗しのサブリナ」で俄然洗練されてしまったオードリー。
ジバンシーのデザインを着こなして誰にも負けない世界一の美しい女優になった。
この後、彼女は映画を沢山撮ったがメーキャップが変化していったオードリーから私の心は離れていった。
だから「麗しのサブリナ」が何と言っても一番良い。
サブリナはニューヨークのロングアイランドのお金持ちに雇われている運転手の娘。
髪はポニーテールにした少女であった。
憧れるのは、お屋敷のお坊っちゃまデーヴィッド(ウイリアム・ホールデン)。
いつもお屋敷での豪華なパーティーを木の上から見ていた。
デーヴィッドには子供扱いされている。
この時着ていたチェックのジャンパースカート。
スカートの部分はバイヤス裁ちのフレヤーで身頃はぴったりしている。
黒いセーターの上から着ているのが素敵なのだ。
私は高校3年生でお年頃。
ハセさん(洋服の仕立て屋さん)に縫ってもらったのを着ていたのだ!!
オードリーと違って背は小さい。ウエストもキュッと締まっていない。
それでも真似した私。
さて、サブリナはパリへ留学をする。
普通の女の子がパリで洗練されて戻って来た。
停留所での姿は驚きだ。
犬を連れて立っている姿の美しさ。
お屋敷のデーヴィッドもまさかサブリナと思わず、婚約者もいるのに恋をしてしまう。
この婚約者は事業の上で大切な繋がりがあって破棄できないのに。
デーヴィッドの兄ライナス(ハンフリー・ボガード)は堅物。
会社の事しか考えていなかったのだが・・・。
この映画で流行したファッションアイコンは、
短いピタッとした短めの黒いパンツ。
当時女性はモンペを脱いでスカートを穿いていた。これは流行らなかった。
まだパンツを履く女性は居なかったのである。
ずっと後になってパンタロンが流行ったけど。
サブリナシューズ。
ヒールの無いぺったんこの靴。背の高いオードリだから似合ったのだろう。
サブリナカット。
女性はショートカットが流行った。
因みにセシールカットというのもあって、これはフランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」のセシールのヘヤスタイル、これはもっと短かった。
何度観ても好きな映画。
リメイク版1995年「サブリナ」シドニー・ポラック監督
ライナスはハリソン・フォードが演じている。
サブリナはジュリア・オーモンド。