2011年イギリス映画「マリリン7日間の恋」
7年前に観てブログに書いた。
この映画はマリリンの内情を良く把握している。
1956年、マリリン(ミシェル・ウィリアムズ)は若くて美しく性的魅力が溢れている。
自分の衰えを感じていたローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)は、マリリンの若さと魅力を利用して映画を撮ろうとイギリスに呼んだ。
その映画は「王子と踊り子」。
今から60年以上前に観たのだが、この映画のマリリンは素晴らしかったけれど、正直に言ってローレンス・オリビエにはがっかりした。
この映画の撮影の7日間の出来事が今日の映画「マリリン7日間の恋」。
この時、マリリンはアーサー・ミラーと結婚したばかりだったが、すでに結婚生活は破綻していた。
薬に頼る生活を送っている。
映画の世界に憧れていた育ちの良い英国のお坊っちゃまコリン(エディ・レッドメイン)は、ローレンス・オリヴィエに雑用係として雇われるが、マリリンに気に入られてしまった。
コリンはマリリンに安らぎを与える。
だからいつも側に居て欲しかった。
コリンも当然マリリンの虜になってしまう。
美しい英国の映像とともに素敵な映画になっている。
実話だということだが、さもありなんと思ってしまう。
ミシェル・ウィリアムズはマリリンの雰囲気を良く研究し再現している。
私の好きなマリリンを美しく優しく品よく演じていて満足。
勿論本物にはとても及ばないけれど、マリリンの当時の精神状態が理解できた。
マリリンが如何に輝いて見えていても、女優として生きていくのが辛かっただろうと思う。