今日も猛暑。
時々遠雷が聞こえるだけで雨は降らず。
しょうがない。今日も映画行きます!
好きな映画no.11
又々少女の頃に戻る。
多感なこの頃に観た映画は、心の奥深くに染み付いて消えることがない。
映画は「テクニカラー」それまでモノクロの映画が多かったから驚いた。
美しく刺繍で彩った絵画が動き出し映画が始まる。
夢のような美しさ。
胸がときめいた。
戦後まだ貧しい生活を強いられていた日本の少女たちにとって、お伽話の様な世界だった。
マーチ家は四人姉妹。
南北戦争の頃で、父は戦地に赴き母と婆やの暮らし。
オールコットの自伝のような物語を映画化している。
物語では貧しくて、戦地で怪我をした父の元に駆けつける母のために美しい金髪を売ってお金を作る次女ジョー(ジューン・アリスン)が主人公。
作家になりたいと思っている。
長女メグ(ジャネット・リン)、妹ベス(マーガレット・オブライエン)、エイミー(エリザベス・テイラー)
姉妹には大金持ちのマーチおばさんがいる。
エイミー役のエリザベス・テイラーはまだ17才だったけれど、既に美しくて大人のお色気があった。
美しい女優だけれど好きになれなかった。
なぜ嫌いなのか?
一番の理由は、結婚の相手を繰り返し替えたのがいや。
特に、親友デビー・レイノルズの夫(エディ・フィッシャー)を取ってしまったこと。
そしてしばらくして飽きて別れた。
これはなんとしても許されへん!!
だから「雨の朝巴里に死す」「ジャイアンツ」「陽の当たる場所」など多く観たけれど好きにならない。
脱線してしまった。
すぐ近所に住むローリー(ピーター・ローフォード)は大金持ちの少年だが孤独。
隣のマーチ家の仲の良い楽しげな家族に憧れている。
ジョーの恋人になるベア教授(ロッサノ・ブラッティ)。
また脱線するけれど、このベア教授は役柄ではダサいが、ジョーに影響を与える良い役。
ロッサノ・ブラッティは後に映画「旅情」にも出て、それはそれは素敵なイタリヤ男性を演じている。
彼女たちが着ているドレスも素敵。
全て憧れの対象だった。
若草物語は何度も映画化されている。
1994年「若草物語」
ジョーにウィノナ・ライダー
ミセス・マーチはスーザン・サランドン
古い映画のお伽話的な雰囲気は無くなり、原作に近い良い映画になっている。
ウィノナ・ライダーのジョーが良い。
美しく悲しく素敵な映画で私は好きで何回も見た。
一番古いのは1939年
キャサリン・ヘプバーンのジョー
この映画はボストン・コンコルドにあるルイズ・メイ・オルコットの生家「オーチャードハウス」で撮影した。
最近の2019年「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
ジョーはシアーシャ・ローナン
メグをエマ・ワトソン
おばさん役にメリルストリープ
是非近々観たいとワクワクしている。