公民館へコーラスの練習に歩いて行く。
気持ちの良い秋の午後。
公民館の前の街路樹とナンキンハゼが綺麗に染まった。
葉が落ちるとポップコーンのような実が弾ける。
今日嬉しい事に入団希望者が一人来た。
メンバーは減る一方だが嬉しい事が有るものだ。
Mさんと言うが、彼女は20年ほど前うちの団員だったという。
(私は記憶にないのだが)
ご主人が定年になったので、三重県の山奥へ引っ越して畑仕事を楽しんでいたが、ご主人が亡くなられて一人山奥に取り残されたので古巣へ戻ってきた。
元の家は長男家族が住んでいるので、同居しないで近くの公団の賃貸住宅で一人住まいをすることにした。
「ままごとみたいで楽しいわ」
それで趣味のコーラスも再び始めたわけ。
運動不足になるので毎日欠かさず歩いている。
年老いても柔軟な考えをして幸せな人である。
公民館の前のナンキンハゼ。