小春日和。
庭に居たら暑いぐらいの陽気だ。
今日は帰りの電車が怖いのでコーラスを休んで家にいた。
折角コーラスが始まったのに、またコロナ感染者数が増えて嫌やなあ。
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ヨセフ(2)ー見捨てない神
聖書 創世記39:1-6
しばらくの間、教会の婦人聖書の集いが開かれなかったので、久しぶりに再開したヨセフの物語の続き。
(1)の復習
ヨセフはヤコブの子供。
母親が違う兄が10人居るが、父ヤコブは愛する妻ラケルに年老いてから出来た子供なので彼を溺愛した。
特別な長着を着せて兄たちの嫉妬心を煽ったり、
また、ヨセフは夢を解き明かす才能があって、ある時自分が中心にいて兄たちが自分に頭を下げる夢解きをしたりして兄たちを怒らせた。
ある日兄たちは17才のヨセフをエジプトに奴隷として売り飛ばした。1回目の話。
ことばも解らないエジプトへ奴隷として売られ、その不安と孤独と悲しみは想像を絶するものであっただろう。しかしどんな悲劇の中にも見捨てられない神がおられた。
1、神は最もよきところへ導かれた。
ヨセフはエジプトの廷臣ポテファルの所に売られた。
これは最もよき所であった。
なぜ最もよきところか?
「廷臣」というのはリビングバイブル訳では「親衛隊の隊長で刑執行の責任者」とある。
罪を犯した王の役人達が入る監獄を司っているのがポテファル。
これは神の導き!
なぜならヨセフはのちに冤罪で獄に入れられるが、そこで王の側近と不思議な出会いをし、そこから大きく人生の祝福が始まって行くのである。
もし他の場所に売られていたら、悲劇に終わったことだろう。
人生で現実は意味不明の場所で不安の中に突入するかもしれない。
しかし覚えよう。
その思いを越えた神の導きがあるのだ。
イザヤ55:8、9
2、苦難の中で何をなすか
頼っていた父のいない他国。
「お父さん」と呼んでも声が届かないエジプトでヨセフはどうやって生きていくことが出来よう。
この不安と恐れの中でのヨセフに学ぶべきことがある。
①日々の務めを果たし続けた。
主人ポテファルが与えられた務めを忠実に果たし続けた。
悲劇の中で成すべき日常の事柄があるのは感謝なことである。
意味を求めるより事を忠実に果たしていこう。
その結果「成功する者となった」3 との励ましの言葉が加わる。
小さい事に忠実な人は、
大きい事にも忠実であり、
小さい事に不忠実な人は、
大きい事にも不忠実です。ルカ16:10
②悲劇の中で「主が共におられた」ことを知った。
「神が共におられた」2 どんな境遇でも主は見捨てられないのだ。
死も、命も、み使いも、権威ある者も、今あるものも、
後に来るものも、力ある者も、
高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、
私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、
私たちを引き離すことはできません。 ローマ8:38、39
エジプトに売られるヨセフ ギュスターブ・ドレ