モデルとなった浪花千栄子さんは私の住む大阪南河内の出身である。
幼い時に道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出され、厳しく仕込まれて後に大物女優になった人。
私の覚えている浪花千栄子さんは美しい紛れもない大阪訛りを喋る人だった。
乱れた下品な大阪弁だけが全国に知られる中で、正しい大阪弁を喋るのはこの人や〜とずっと思っていた。
因みに私の母は、彼女より7歳年上だったが、母の喋る大阪訛りが正しい・・・と私は信じていたから、それに近いと思っていた。
戦時中、大阪から河内に疎開して、びっくりしたのは言葉だった。
今は昔の様な正しい河内弁は余り聞くことは無くなったけれど、私の世代ではまだ使っている人が有るかもしれない。
(独特な地方の訛りが消えてしまうのは残念に思う。
訛りはその地方の人々の歴史である。簡単に失いたく無いと常々私は思っている)
子供の「おちょやん」は多分言葉使いを厳しく仕込まれたことだろう。
ドラマでは早くも矯正中の場面が放映されているが、あんな生易しいことでは無かったと想像する。
余り連続ドラマは観ないのだけれど、今回は欠かさず観ている。
コロナの中で製作するのも困難なことと思うけれど、伸ばし伸ばしで良いから毎日楽しませてほしい。
今日は12月8日、真珠湾に攻撃して太平洋戦争に突入した日。
また、昨年の今日新型ヴィルス「コロナ」が生まれたという。
凄い日だ。