60年前というと私は子育ての真っ最中で、どこにも出かける事はなくてテレビのお守りをしていたから、最初からのファンなのだ。
その中から多くの曲がヒットして馴染みの曲として歌い継がれて来た。
「やまぐちさんちのツトムくん」とか「大きな古時計」とか「さとうきびばたけ」とか・・・。
今も教会の「うたの会」や近所の「歌の会」で歌う曲の中に「みんなのうた」で知った曲が多い。
歌も素晴らしいが一緒に放映される映像が印象的なのだった。
今日テレビで解説された1984年の「メトロポリタン美術館」のアニメの製作過程を初めて知った。
手作りの人形を一コマづつ撮して動かすやり方、編集は気の遠くなる時間を費やしただろう。
その分、コンピューターで作る映像と違ってロマンチックで独特の味がある。
私は専業主婦だったから、子供が小学校へ通うようになっても、1日の大半は洋服を縫っていた。
テレビから聞こえる歌を耳にしながら手を動かして、時々顔を上げて画面に目をやって一緒に歌った。
そして沢山の曲を楽譜なしで耳から覚えた。