a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

アメリカ女性に着せた振袖

一日中雨が降った。

娘は毎日のようにZoom同窓会をやっている。

 

今日の女子会は家に来てくれたことのある元お嬢さん達。

アメリカ人の2人は14年前にSちゃんの結婚式のために来てしばらく家に滞在した。

あれから彼女達は結婚して、良いお母さんで良い仕事もしている。

 

14年前に来た時に、家に有ったおおよそ百年昔の振袖を着て貰った。

足袋は私のしかなかったので、鞐(こはぜ)は止められずひっかけた状態。

振袖用の長襦袢も無かったので、これも古いけれど新品のモスリン長襦袢を着せた。

(昔は冬の普段着にモスリン長襦袢を着た)

髪を結い上げて、鼈甲の簪を挿した。

 

二人とも喜んでポーズをとって写真を撮っていた。

Aは舞扇を持たすと「マネの絵」の真似をして喜んでいたのを思い出す。

Kには紫の振袖。

背が高いふたりに振袖は良く似合った。

 

娘を含む3人に着付けをして汗をかいたけれど、嬉しい達成感を味わえたし、まだ元気だった夫は大喜びをした。

 

着ていた長襦袢をお土産にあげる。

「これは美しいけれど下着であるからして、これを着て出歩いたりしてはいけません」と教えた私。

まだ大事に持っているらしい。

 

また遊びに来てくれないかな?

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  2007年5月 撮影