今日は誕生日。
85歳になった。
朝一番にM子姉ちゃんから「お誕生日おめでとう」と電話が掛かった。
M子姉ちゃんは誰かの誕生日は絶対忘れない。
記憶力抜群な特別能力を神様に与えられている。
今は91歳で一人暮らしだが、嫌いな家事や料理はしなくても良いし、一日ピアノを弾いている幸せな人である。
「デイサービスで歌ってる?」と聞いたら「私が歌ったら拍手喝采で皆すごく喜んでくれはるねん」
M子姉ちゃんは観客があると俄然張り切って歌う。
煽てたらどんどん登っていく面白くて可愛い人なのだ。
午後、Aさんが苺大福とバースデイカードを持って遊びにやってきた。
1時間あまり二人でたくさんの歌を歌った。ロシア民謡、イタリヤ民謡、日本の歌曲を歌う。二人ともコーラスではアルトのパートなので、好きにハモって素晴らしいデュオだったな〜♪( ´θ`)
娘はピアノ伴奏の奉仕をしてくれた。
入れ替わってNさんが謡曲の稽古の帰りに寄ってくれた。
二人で近所に一人で暮らしている99歳のKさんを訪問する。
コロナだったから訪問するのを控えていたのである。
ヘルパーさんが来て食事の支度をしてあった。
「食べたいときに食べるの」
「薬は何も飲んでない」
「痛いとが苦しいとかは何もないの」
「歯は全部揃っていて虫歯は無いの」
「抜けたら嫌だから磨かないの」
部屋は綺麗に整えられている。空気清浄機があって清潔そのもの。
来年5月で100歳だ。
私はとても彼女の真似は出来ない。
電話があったりメールが来たりで忙しくて楽しい誕生日だった。
ちょっと幻想的な家並みでしょう?
種を明かせば、活けてあった風船唐綿が弾けて降り注いだもの。