一日中雨が降った。
コンテナに転がしておいたチューリップが不揃いながら咲いた。
可愛い。
大相撲春場所もいよいよ終盤に入った。
どこにも行かないから、連日夕方になったらテレビで取り組みを見ている。
お相撲の取り組みは勿論だけど、桟敷に座っている人々も興味がある。
お相撲は日本独特の伝統文化を保っている。
裸に回しだけの力士。
鬂付け油をテカテカに光らせて大銀杏に結った髷。
土俵入りの化粧まわし。
名前を染め抜いた大きな座布団。
行司や呼び出しの衣装も面白いし、呼び出しの袴なんて独特だ。
だから、見物客も和服姿が多い。
男性も和服を着ている人を見かける。
女性は晴れ着だ。
特にテレビ画面に入る位置の桟敷に座るには気合を入れなくちゃ〜
「⚪︎⚪︎さんテレビ映ってはったね〜ええ着物きて〜」
って言われるだろうし。
お座敷着のまま桟敷に座る芸妓さんも頑張ってる。
私が思うには柔らかモンの晴れ着でなくても平常着の織物の着物でも良いのではないか。
例えば、野球を応援しに行くのにシルクのドレスなんか着ないのと同じで。
と言っても、欧米の競馬場なんかは凄いドレスを着込んでるけどね。
私が大相撲を贔屓にしていた20代前半には、久留米絣や銘仙の着物で気軽に出かけたのだった。
それは外出着が和服が多く、
と言うのは日本舞踊のお稽古、お茶のお稽古には必ず和服を着ていたからでもある。
日本伝統の相撲や、歌舞伎、文楽、能楽堂へは和服姿が似つかわしい。
さて、今日は若隆景が勝って優勝戦に残った。
明日も楽しみ。