Netflixで観た「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」。
原作はカルロ・コッロディのお馴染みの「ピノッキオの冒険」。
ゼペット爺さんが作った木の操り人形が動き出すという有名な童話。
新しい「ピノッキオ」はメキシコ人のギレルモ・デル・トロが作り出したストップモーションアニメーション・ミュージカル映画。
時代は第一次大戦の頃になっていて場所はイタリア。
ゼペットは大事な一人息子を爆撃で死なせてお墓の前で嘆く日々であった。
美しい松笠を土に埋めたら年月が経って立派な木になった。
その松の木で操り人形を作ったら動き出した。
我が子のように可愛がったのだが、いたずらっ子で困り果てる。
教科書も与えて学校に行かせようとしたが、誘惑に負けて遊びに行く。
ピノッキオが悪い事をすると鼻が伸びて行く。
長くなるだけではなくて枝になる。
登場するのはお馴染みのコオロギのクリケット。
悪い伯爵と手下の猿。
少し不気味だけど美しい精霊、などの個性的な登場人物が描かれている。
ピノッキオの冒険の旅では軍隊にも行かされて扱きにも会う。
海に投げ込まれて旧約聖書のヨナのように大きな魚に飲み込まれたり・・・ここは迫力ある映像に圧倒される。
苦難を乗り越えてゼペット爺さんの本当の息子になるという素敵な映画だった。
ファンタジー映画は何歳になっても好きなのだ。