a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ヤコブ物語(6)「故郷に帰る決心をするヤコブ」

良いお天気。

ラッパ水仙の花びらに小さな蜘蛛が。

 

ヤコブ物語(6)「故郷に帰る決心をするヤコブ

 

初めはラバンの家にしばらくの間身を寄せる気持ちであった筈のヤコブだが、気がつくと20年もの歳月が流れていた。

12人の子を持つ大家族になり、ヤコブは故郷に帰ることをラバンに申し出る。

そこでケチなラバンに直面するが、それを超えて顧みる神の取り扱いを経験する。

 

聖書 創世記30:25-43

 

1、故郷に帰る決心をするヤコブとけちなラバン

 

ヤコブは20年間よく働いた。

二人の娘のために14年、そしてラバンのために6年間、20年の歳月を無報酬で働いたのである。31:41

故郷に帰るとラバンに申し出る。30:25

初めはラバンもヤコブのおかげで豊かになったことを認め30:25、

報酬を与えることを約束する。30:28

そこまでは良かったが・・・。

ヤコブは報酬として、当時も今も多くない品種の「まだら毛とぶち毛の羊とヤギ」を求める。32

ラバンはそれを聞いて、ほっとしたかもように「よろしい」と胸を撫で下ろした、34

しかしラバンはその日のうちに、今居るまだら毛とぶち毛の羊とヤギを群れから引き離してしまう。

つまり、今いる羊と山羊はダメで、これから生まれるものに限るとしたのである、

なんというしみったれケチなラバンであろう!

親戚にはどういう訳か強欲な人がいるものだ?

 

2、報いは神から来る

人の意地悪を知っておられ、味方して下さる神がおられるという事を覚えておきたい。

ラバンのケチを知って神は白い羊からまだら毛の羊が多く生まれ(例として猫でも白い毛の親からまだら毛の仔猫が生まれたりする)しかも強いものを与えられた。42、43

可能性の少なかったはずの羊とヤギが生まれたのは、強欲に支配されるのを許さない神の恵み。

神こそ報いを下さる方である。

 

[励まし]

1、人の悪に振り回されるな

他人からの悪には腹が立ち、売り言葉に買い言葉で応戦したくなる。

結局賢いのは悪のりしないことだ。

放っとけ放っとけ、悪は長続きしない。

 悪を行う者に腹を立てるな。

 不正を行う者に妬みを起こすな。

 彼らは草のようにたちまちしおれ

 青草のように枯れるのだから。 詩篇 37:1、2

2、人に対し、敵に対してケチであってはならない

ラバンは聖書中でも1、2を争うケチな人だ。

しかし色々な画策も徒労に終わる。

 気前よく施して、なお富む人があり、

 正当な支払いを惜しんで、

 帰って乏しくなる者がある。 箴言11:24