ダイニングルームの窓から向こうの家並みが良く見通せる。
今までは裏にSさんの家が建っていたので見たことが無かったのだ。
うちの窓から良く見えるようになって発見した。
2軒、誰も住んでなさそうな家があって、片方は植木が手入れされてまだ持ち主が居る様子。
もう一方は以前から家具、電気製品、建具などが運び出され、昨日から茂っていた庭木が全部取り払われて、今日は家の周りに囲いが作られた。
いよいよ解体されるみたい。
向かいの家は高台に建っていて道路から階段を20段程上がらねばならない。
土地が分譲されたのは50年ほど前のことだから、購入される時若いから階段の上がり降りはどうってことは無かったのだろう。
道路に面してシャッター付きのガレージが2個有って便利だし。
自分たちがいつの日か階段の上り下りに苦労することは想像しなかったに違いない。
私の想像だけど、多分若いご夫婦と子供たちが楽しく生活してられたのだろう。
家は充分活用されて満足しているだろうと想像する。
空襲に遭って焼けたり地震で壊れたりという悲しい思いは無かったのだから。
更地になって今度はどんな家が新しく建てられるのだろう?
ちょっと楽しみ。