a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ヤコブ物語(11) 「最愛の息子ヨセフがいなくなる」

今年も咲いたアロエの花

暑くなった。

この暑さは子供の頃の真夏の暑さに等しい。

 

窓を開け放ってベッドのシーツ、掛け布団のカバーを剥ぎ取って洗濯をする。

忙しくても私はよく働いて断捨離は続いている。

こんな仕事は暇なコロナの間にするべきだった。

コロナの間は何か全くやる気が起こらなかったのが不思議。

 

午後、風が通るベッドの上で猫と昼寝するのも心地よい。

 

   *  *  *  *  *  *

 

ヤコブ物語(11) 「最愛の息子ヨセフがいなくなる」

 

前回までの話:ヤコブは伯父ラバンからようやく解放され、兄エサウとも和解したが、その後、娘ディナが恥辱を受けたことや、兄たちによる復讐の殺戮事件があった。

ようやく立ち直ったのも束の間、今度は最愛の息子ヨセフが行方不明になるという悲劇を経験する。

ヨセフがいなくなった原因は。

金剛バプテストキリスト教会婦人の集いより。

 

聖書 創世記 37:1-36

 

1、直接的原因

兄たちによる弟ヨセフへの虐待が原因である。23-28

兄たちはヨセフの長服をはぎ取り、彼を穴の中へ投げ込んだ。

そしてそこへやって来たイシュマエル人の隊商に売った。

 

しかし、それには背景があることを聖書は示している。

 

2、間接的原因

①ヨセフの問題

・ヨセフは17歳で羊の群れを飼っていた。

 彼はまだ手伝いで、共に働いていた兄たちの悪い噂を父に告げ口する。

・ヨセフは見た夢(畑で束を作っていると私の束が起き上がり、真っ直ぐに立って、兄たちの束が私の束を伏し拝んでいる)を兄たちに告げる。5-8

②父の問題

・偏愛と待遇の差別。

年老いてからの子で誰よりもヨセフを愛し、綾織の長服を作ってやっていた。3、4

 

3、父を失意に打ちのめさせたもの

兄たちの偽りの報告。31-35

彼らはヨセフの長服を雄やぎの血に浸して父に送り届けたのだ。

「我が子の長服だ。悪い獣が食い殺したのだ。

ヨセフは咬み殺されたのだ~」

なぜ兄たちはここまで偽りの報告をして父を失望させたのか?

 

4、神の遠大な計画

この章には人間の醜い計画と悪の行為が先行している現実がある。

そして一体神はなぜ悪のなすがままに放置されるのかという神への懐疑が見え隠れする。

しかし人間の嫉妬や悪の行為の全ての上にそれらを動かす神の計画があることを最終章で暗示している。