16年前に亡くなった夫は、昭和5年(1930年)の午年生まれだった。
彼のお祖父さんという人は、明治3年(1870年)の午年生まれで、
名前も統馬(とうま)と付けられた。
一人息子で可愛がられたと思える。
彼は松坂屋の番頭をしていて、子供は5人居たが早くに亡くなってしまった。
その後彼の妻(ぎん)は質屋をして子供を育てた。
亡くなった夫を偲んで馬の置き物を買ったのか、それとも元々有ったのか、それは不明だが、私が結婚した時に馬の置物がやたらと目に付いた。
孫が午年に生まれて祖母はさぞ喜んだことだろう。
とても可愛がられたという。
夫は陽気でお調子者で楽、嫌なこと面倒なことには背を向けて、楽しいことが大好きな人だったけれど、お祖父様という人も陽気な人だったのだろうか?
夫の叔母や従兄弟たちは陽気な楽しい人が多かったから、きっと楽しい人だったに違いない。
