全員が90歳になったか、ならんとしている中学校の同期生のLINEグループ。
参加25名。
たまに誰それの逝去なんて悲しい知らせも混じるが、
余程暇を持て余しているのか、ほとんど毎日長々と色々書いてくる元歯科医のT君。
誰かが合いの手を打つ。
もう一人はアメリカ人になってアメリカの老人ホームに住んで、グランドピアノを奏て録画して毎週送ってくる元大学の先生Mちゃん。
最初の頃は「素敵です」。
とか「懐かしい曲ですね」。
とか返信があったけれど、今は誰も何にも反応なし。
おかしいのは偶に間違って私的な写真を送って来て「すみません、間違いです」
それも、彼のお嬢さんが代わりにいつも書いているのだ。
彼も元内科医。
娘さんはお父さんの尻拭いをしている。
学校の時は勉強も出来たのに、90歳になったら皆同じ。
読めるけどラインは書けないから・・・とハガキを出して
くる人、それを代書しているT君。
ご苦労さんだけど、どうせ暇なのだ。
スマホでLINEのやり取りができるのは女性の方が多い。
仲良しのFちゃんの様に、グループラインは嫌いで、ラインが出来ないことになっていて、T君に手紙を出したりしている変な人もいる。
T君はその手紙をラインに代書する。
「Fさんはラインが出来ないらしいので、僕が手紙を書き写します」
暑い夏の日、ぽん!と入ってくるラインはなかなか可笑しくて暑さを忘れる。