a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

又、スエーデン映画

a-doll2008-08-27

シネフィルイマジカで、スエーデン映画『ラスムス君の幸せをさがして』を観た。1981年作。原作はアストレッド・リンドグレン。
最初は孤児院で始まる。孤児達の夢は、子供の無いお金持ちの家に養子に貰われて行く事だ。馬車に乗ってやって来た夫婦は子供達を物色する。
まるで、飼い犬や飼い猫を選ぶ雰囲気で。予想通りにブロンドの巻き毛の女の子が選ばれて馬車に乗って行ってしまったのだった。
いたずらっ子のラスムスは、院長に叱られてばかりで、その上食事は毎回オートミールばかり。
ついにラスムスは脱走した。
農家の納屋で寝ていたら、オスカルという風来坊に出会う。
オスカルは労働が嫌い。アコーディオンを弾いて歌を歌って門付をして食事にありついたり、広場で演奏をしてお金をもらって生きている。
養子先が見つかるまでという約束で、彼と行動を共にするラスムス。ラスムスは子供ながら逞しく、素足で走り回ってオスカルと歌ったり助手をしている。
スエーデンの、絵本の様に美しい森と湖、広々とした農村の風景、小さいけれど住み心地良さそうな家、おおらかで心優しい人々。
心豊かな人々が居るから、風来坊でも生きて行ける。現代の日本では有り得ない暮らしである。
お金も無く、寝泊まりするのは農家の納屋のわらの上であっても、幸せそうなオスカルとラスムス。

最後が、びっくりする結末で驚いたが、ほんわかと心温まる映画だった。

dollyちゃんが観たがるから、次の放送でDVDに録画しておこう。