高齢者の特権、朝寝坊して朝湯に入って、トーストを齧りながら新聞を隅から隅まで読む。結構な時間を要する。
読み終わったら猫のブラッシングをして日向ぼこをしていたらすぐお昼になる。
何をしているのだ私は。
良いのだ。高齢になったのだから・・・。
数日前の「折々のことば」に、田辺聖子さんの
「まア、ヒトのことやさかい、かめへんようなものの」
と言いながら、ヒトにかまってしまう大阪人の自他のバリアーが低い人懐っこさを扱っていた。
私は昔、田辺聖子さんの作品をたくさん読んだ。
夫の叔母の面倒を見ているとき、ストレスで追い詰められそうになったときに彼女の作品を読んで「これでエエねんわ」とすっと楽な気持ちになれたものだった。
小説「苺をつぶしながら」を取り上げていたので、沢山ある本棚から抜いてきて寝る前に読んだ。
う〜ん、柔らかい感性やな。ともう一度読み返した。
余りごちゃごちゃ考えんと気楽に行こうやないの?と思わせてくれる。
ブログを書き始めた12年ぐらい前は、私の文体もどうも影響を受けているように思う。
影響を受けやすい体質なもんで・・・(^ ^)。
今は読書量が減ったので誰の影響も受けてないし、めちゃくちゃ。
午後、寒いけれど頑張って公民館へコーラスの練習に行く。
歌うと元気になるし、友達との会話で刺激をもらえるし、往復歩いて4000歩。汗が出た。
中田喜直作曲「蝶」より「灰色の雨」。大分形が出来てきた。