昨日も今日もお昼ご飯はおそうめんだった。
暑い日はおそうめんが美味しい。
子供の頃お素麺を食べると何故か頭が痛くなった。
だから、お素麺が嫌いだし美味しいと思ったことは無かった。
子供の頃のお素麺は出し汁とお葱の刻んだのだけ。家族が多いから、料理屋みたいな真似は出来なかったのは分るのだが。
いつも残しては叱られていた。
今は干し椎茸を甘辛く煮たものを刻んで、胡瓜も千切り、薄焼き玉子を細く切って乗せ、トマトも添えて、薬味は葱と茗荷、大葉、胡麻、土生姜で美味しく食べる。
素麺は一人に一束。
食べる量が少ないから、お中元に頂いた素麺が中々減らなくて溜まる一方だ。
今食べているのは去年貰った分を開けたばかりで、今年中には食べきれない。
今年貰ったのは木の箱ごと開けず来年もしくは再来年まで寝かしておく。
密封しておけば、虫もつかず黴も生えないけれど。
年寄りだからお素麺が好きだろうと、お中元に毎年お素麺や乾麺ばかりくれるのだ。
私達はスパゲッティ−が大好きなのに誰もくれない。
でも考える。
もしどんなことで食糧難になっても、お素麺を食べてしばらくは飢えずに済むだろう。
でもその時はまた、頭痛が始まるかも知れない。
台風が去って庭に出たら薮ランが可愛い花をつけていた。
