a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

映画2つ

映画『ダウンインザバレー』と『オリバーツイスト』を観た。
『ダウンインザバレー(君は谷間に吹く風)』は不思議な映画だった。トープ(エヴァンレイチェルウッド)は17才で父と弟の3人ロスアンゼルスの郊外の町に住んでいるが退屈な日々。
或る日友達と車でビーチに遊びに行く途中のガソリンスタンドで、風変わりなカウボーイ姿のハーレン(エドワードノートン)に逢い、お互いに一目惚れで恋人になる。弟もハーレンが好きになるが、父は不信感を抱き交際を反対する。
ハーレンは不思議な魅力を持っているが何か怪しい気配が背後に有るのだ。
父(デヴィッドモーフ)の気持ちも解る。変な男が娘の傍をうろついたら、誰だって不安だろう。

『オリバーツイスト』主役のオリバー(バーニークラーク)は気品が有って可愛い。すりの親分フェイギン(サーベンキングスレー)はメーキャップで彼とは解らない位きたない風体だ。ケチなユダヤ人なのだが、人情味も加えた人物に描いている、流石『戦場のピアニスト』の監督ロマン・ポランスキーだ。
きたないロンドンの裏町、貧しくて汚い人々の群れが良く描かれていて面白かった。