a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

危険な患者

夫はリハビリの先生に手や足を動かしてもらっていた。
車椅子で連れて行ってもらったらしい。でも以前の様に長く座っていられない。血圧が下がったり、酸素の量が減るからだ。
車椅子に座ると顔の表情が良くなりますね。と先生はおっしゃった。若い可愛い男性の先生である。
長い時間車椅子に座れる様になって欲しい。
脳梗塞でも中途半端に快復するのも大変だ。
向いのベッドのSさんは元気になって起き出すので危ない。手すりを乗り越えてベッドから落ちそうになる。手すりを掴まえない様にいつも両手にミトンをはめさせられている。可哀想だがしょうがない。
今日も、奥様がまだ来られてないので、待ちかねてベッドに座ってしまった。私がはらはらして見守っていると、頭を下げて私に挨拶して下さった。そして「娘に電話をして迎えに来てもらう手筈になっているのです」と私に言った。家に帰りたいのだ。気の毒になる。「もうすぐ奥様がいらっしゃるから、それまで寝て待っていらっしゃった方がよろしいよ」と言うと納得したのか横になったのでほっとした。
今日は少し疲れた。
早く寝ることにしよう。