NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」今年の分の放映が昨日終わった。
続きは来年の年末という事である。
日露戦争が始まった。日本海軍が旅順港の閉塞作戦を行う場面。広瀬武夫は乗っていた船に爆薬を仕掛け、全員帰還するべくボートに乗り移って脱出しようとしている。
しかし、その時一人不明の水兵、杉野。広瀬は船の中を走り回って「すぎの〜すぎの〜」と必死で叫びながら捜す場面である。全員帰還さすと誓っていたのだ。
その時私の頭に歌が始まった。
♪轟く砲音 飛び散る弾丸 荒波洗うデッキの上で 闇を貫く中佐の叫び 杉野は何処 杉野は居ずや・・・♪
幼い頃、せっせっせをしながらこの場面を歌っていたのだ。 こんな場面を歌ってたんや、とこの歳になって歌の意味が理解出来て可笑しかった。
とどろ〜くつつお〜と とゆっくり相手と手を合わす。とびち〜るだんが〜ん は早く。せっせっせの手順も覚えていた。
日露戦争の何たるかも知らず、戦争の惨さも知らされず、子供の遊び歌として戦争の讃歌をしていたのだった。
それから♪旅順開城約成りて 敵の将軍ステッセル 乃木大将と会見の 所は何処水師営・・・♪という歌も知っている。
これはきっと来年放映の場面なのだ。