a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

休養日

大きな行事が終わってさすがに疲れた。

昨年末にコーラスのマネージャーTさんが病院に来て、リハビリ室で先生に「この人、7月にステージで歌えますかね?」と質問したら、リハビリの先生はちょっと考えてから「7月ね〜大丈夫と思いますよ」とお答えになった。
そしてお正月休みの後の強烈しごきリハビリ生活が始まったのだった。
あれから7ヶ月。私は中之島中央公会堂のステージで立って歌った。
寒い中、何度も励ましに病院へ足を運んでくれたし、1月末に退院後、どさっと大量の楽譜のコピーを送ってくれて「家で練習しといてくださいよ」と言った。Tさんには頭が上がらない。
だから、2週間前になって急に代表のOさんが「始まりの挨拶」が出来ないと辞退されて、私にお鉢が回ってきた時は「いや」とは言えなかった。
リハーサルも入れて立ちっぱなしのステージにも何とか耐えて、すべて無事にやり終えてホッとしている。
年配の先輩たちが誰も転倒したり倒れたりせず終わったことも。

中央公会堂は新しいホールのような最新の設備はないけれど、音響は思ったほど悪くなく、さすがだなと思う。
ただ、迷路のような設計で、歩いて階段を登ったり降りたりしなくてはならず大変だった。
その他、ドレスを間違って着る人、エレベーターで違うところで降りて迷子になる人、様々でそれも大変だった。

打ち上げで最高齢の92歳のSさんが、感想を聞かれて「メゾさんはしっかり歌ってらしたけど、ソプラノさんの声が余り出てなかったと思うわ」とおっしゃって一同唖然。Sさんはメゾでか細い声で歌ってるのを皆知っている。
これぐらい自信が無ければ、この歳でコーラスは出来ない。