a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

別れの儀式

11時に葬儀が始まって初七日の法要まで全行程が終わったのは4時半だった。
嗚咽を堪えるのはくたびれる。
何故、兄が逝ってしまったのがこんなに悲しいのか我ながら理解出来ない。
それでも悲しみの涙が次々に込み上げてくるのだ。
兄は頑固でわがままで自分勝手で焼き餅焼きで僻みっぽくて腹が立ったことが山ほどあったのに、まだ腹が立っていて悲しいのか、何故かとにかく涙が出るのである。
恨みに思うことはいっぱいあるけど、私は既に許していたと思っていたのだけれど。
菩提寺の住職は姪の夫だが、昨夜も今日も式の後の講話で聖書を引用した。
彼は夫の死後慰めてくれた折に私が「クリスチャンになりました」というと「ああ、そうなんですか、よかったですね」と肯定してくれた。
今日はとても疲れたし、線香の煙で目が痛いけれど、兄の4人の子供とその配偶者たちは優しくて、孫たちは可愛くて、姉妹や甥や姪に久しぶりに会えたし、気分は良好。泣いたり笑ったり感情を素直に表現するって体に良いのかな?

寒いのにお寺の梅が咲いていた。