a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

大部屋に移る。

良く眠った。
9時に消灯だから寝ないと仕方がない。
5時にはすっきり目覚め顔を洗う。
部屋の窓からは右に二上山が見え麓から太陽が昇って来るのが見える。
うぐいすが鳴き始める。
熱は平熱に下がり、痛みも全く感じなくなった。
午前中の病院は活気がある。
次々にベッドまわりやテーブルの清掃をしに人々が出入りする。
今日の私は患者としてしてもらう事は何もなし、主治医の先生と荻野先生が見に来て下さっただけ。後は熱と血圧を測ってもらって体を拭いてもらうのも背中だけで、後は自分でやった。
午後個室を後の術後の患者に譲って4人部屋に移る。隣のMさんは80歳を超えていて私が手術した日と同じ日に胃を切った。手術日は朝から20人程の親族が駆けつけ大騒ぎしていたが、今日も三人程中年女性が朝から詰めている。Mさんは気を使ってしゃべっている様子で多分肉親じゃなくて義理の中と思う。夜、娘さんが来ていた時に高熱があって、お手洗いに立つ時こけはった。私は自分は助けられないのでナースコールをした。どうやら無事だったようだが、その時少し錯乱して娘さんは泣き出した。消灯時間が来て娘さんは後ろ髪を引かれながら帰って行ったが、私は眠れない予感がする。