a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

手術の次の日

早朝心電図の検査機、尿の管、点滴、足のマッサージ器と血栓予防のストッキングを全部外してもらってさっぱりした。ところで、私の尿の色は美しいブルーだった。これはリンパ節を見つける為に特種な色素を手術前に入れたからなのだ。
そろそろとベッドを起して座ってみる。手術した左胸は引力でずしんと下がってずきんと痛んだ。でも大した苦労もなく歩けてほっとする。
「始めてトイレに立つときは教えてよ」と私の担当の看護士さんが云っていたのに、食事を運んだり忙しそうだったので黙って一人でそろりと歩いて廊下に出たら、めざとく見つけ「やっぱり一人で行くのやな、気をつけてや」と見ていてくれた。彼女はベテランの看護士、声がでかくて誰かに似ているな、と思っていたら、気がついた。藤山直美にそっくりのトーンと言葉遣いなのだ。親しみやすく彼女の顔が部屋に現れるとほっとする。
最近は全身麻酔といっても、とことん薬を多く使うという事をしないようだ。だから回復も早いのだと思う。
朝の病院は忙しい。外来の診察の始まる前に荻野先生が診察、傷口の消毒は主治医のひとりでもある研修医のA先生と看護士2人でしてくれた。
娘がお弁当を届けてくれた。一緒に昼食を取る。食欲は充分あるし、食事もおいしい。
KちゃんとYちゃんが見舞いに来た。私が歩いているのを見てびっくりしている。でも彼女達が帰った後微熱が出た。