私が入院生活で今していること。
散歩と体操。散歩は病院の中をうろうろ、朝早くに階段を上がり下りしたり誰もまだ来ていない一階の外来を歩いて回る。
体操は、ベッドの上でヨガのようなものを自己流でやっている。
読書（ハリー・ポッターは読んでしまった。オールコットの続若草物語を今読んでいる。）、パズル（普段あんなにやりたかったのに、ちょっと飽きてしまった感じ）、ぬりえ（娘が買って来た大人のぬりえ。愛用の水彩色鉛筆も持って来てくれた。私はゴッホの跳ね橋を撰んだ。ゴッホの塗り絵なんて、ゴッホが聞いたら驚くだろうなと思うが、これが結構難しい。改めてゴッホのすごさに感服する。大胆な筆使いなのに隅々まで細やかに描き込んでいる。これはぬりえというより模写と言って欲しい。私がベッドの上で広げてこれをやっていると、皆覗き込んで行く。何に興味を持つかというと私の42色の色鉛筆なのが面白い。今日もゴッホに夢中になり過ぎて午後微熱が出た。）
私程手の掛からない患者はいないだろう。
2週間後に出る細胞の検査の結果が出る迄は何も必要無いのか、点滴も薬も何もなし。ただ食べて寝て遊んでいるだけ。
お茶も食事のお膳片付けも自分でさっさとやるし、優等生のような患者なのだ。
