午後はいつもの様にコーラスの練習に公民館へ行く。
帰宅後、アンジェラの「1度どうしても着物が着たい。」との望みを叶える為に人肌脱いだ。(ちょっとオーバー)
90年は経っている夫の叔母達の振り袖を出して来て着せてやった。長襦袢は無いので、これも古いけれど新品のモスリンの長襦袢を着せる。
ケリーにも同じく古い紫色の振り袖を着せてやる。
娘も一緒に自分の振り袖を着た。
髪はアップにして、髷に我が家のコレクションのべっ甲のかんざしや櫛を差して、ルージュを濃くして芸者だと大喜び。
2人とも背が高く美人なので、驚くほど振り袖が似合う。着物に負けていない。汗をかいて着せた私も感動した。
2人はそれはそれは喜んで、ポーズを決めて写真を撮りまくっている。
「何か良いポーズは無いか教えて。」というので、「マネはどう?」と扇をかざしてポーズをとると喜んでやっている。座って袂を広げたり、あと「バウがしたい。」とか、ありとあらゆるポーズで楽しんでいる。娘は帯がしんどい、とさっさと脱いでしまったが、彼女らは中々脱ぐと言わないのだ。
ようやくショーが終わったので、最後の夜の食事にステーキハウス『逢喜の郷』に行く。ケリーはステーキが大好きとかで、出て来る料理を残さずペロッと平らげ、これにも感動した。
『山形牛』の味はいつも草蛙みたいなステーキを食べているアメリカ人にはさぞ美味だったことだろう。
楽しい夜だった。アンジェラの足袋のコハゼに注目。