お彼岸でお寺にお参りする。
お墓参りを済まして、お寺の横でタクシーを拾う。中寺町から難波高島屋の前まで走っている間、夫と運転手さんとしゃべって笑い転げる。
運転手さんは59才、夫は戸籍調べまでやってしまったのだ。
大阪のタクシーの運転手さんは、大抵楽しい人が多い。降りるとき「ご縁が有ったら又どうぞ乗って下さい」と言うのも人情が有る。
今日はどこも人で一杯だ。
秋の服を買う。金剛駅から夫はバスで、私はスーパーで買い物をするので歩いて帰る。
バスに乗る夫に「洋服の入った袋忘れん様に降りてね」と念を押した。
買い物を済まして家に帰ると、夫は電話をしている。どこに?と聞き耳を立てると、何と南海バスに「忘れ物をしたから取っといて」と言っている。
洋服の紙袋は忘れずにちゃんと無事に家に到着していたが、代わりに傘が忘れられたのだった。