お正月だから働かないで、読書で過ごす。
今読んでいるアウトランダーシリーズ、主人公は1767年のアメリカ大陸ノースカロライナに居る。
クレアはボストンで外科医をしていたが、今は200年の昔に居る。
今日は、辺境開拓者の男ジョン・クインシー・マイヤーズの“ソケイヘルニア”の手術をする場面を読んだ。
麻酔は無く、何とブランディーを正体が無くなるまで飲んで、ぐでんぐでんの状態で施行したのだった。屈強の男4人が両手両足を押さえつけていて、途中で暴れ始めたら、口から無理矢理ウイスキーを流し込んだ。
クレアは手を酢で消毒し、患部にはブランディーをぶっかけた。メスはアルコールで消毒しローソクの炎を潜らしたとある。
めちゃくちゃだが、蝋燭の灯りの下でクレアは冷静に丁寧に縫い終わり、その場に居た人々の賞賛を浴びたのだ。
描写がリアルなので息を詰めて手術の場面なんか読んでしまう。
それに比べ、我が夫は“ソケイヘルニア”の手術を受けなくて済んだし、もし受けるとしても腹腔鏡を使用し、麻酔して、手術の後は抗生物質を使用するし。240年の差は大きい。
面白い所で止めたりせずに気楽に読書を楽しめるのはお正月ならではだ。
娘とスカイプでしゃべった。声がガラガラだ。風邪が未だ治っていないのにしゃべるからだ。
「余り大きな声でしゃべらん方がええよ」といったが、今友達が滞在しているし、あちこちに出掛け人にも逢うからしゃべらざるを得ないのだ。
英語でしゃべると余計大きな声になるのだそうだ。
「イギリス人みたいに上品にしゃべったら?」と言ったら「きどってしゃべったら、嫌われる」といった。