a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

年賀状のこと

元日はキリっとした寒さ。時々雪が散らつき年の初めにふさわしい天候だ。
年賀状が沢山来た。元日に届ける人は事務的な管理が行き届き、信用の置ける真面目な人達と思う。8割はそんな人達からの賀状で、受け取ってとても幸せな気分に浸れる。
今年の賀状の特徴は、数人の人の挨拶に‘今年で年賀のご挨拶を終わりにさせてもらう’と言う趣旨の言葉が有ったことだ。
人形作りグループの友達Yさんは西宮在住で83才、20年前に一緒にオランダ・ベルギーへ旅行した楽しい友達で、10日間同室で過ごしずーっと笑い転げて過ごした楽しい楽しい人だ。ここ数年は逢うことも無く賀状だけの繋がりだったが、賀状に書いてある数行の文字で元気にしてはるな、と思えたのが、これで賀状も来なくなると思うととても悲しい。もうこの世で逢うことも無くなるというのと同じだ。
夫の場合も数人の友達がオシマイ宣言をして来た。
無理も無く、夫も賀状に対する情熱が無くなり、私が全て管理し印刷し投函しているから、意味が無い様にも思えてオシマイ宣言をして欲しい位だが、受け取る側は、少なからずショックを受ける。
賀状を繰りながら夫は「ワッこいつまだ生きとおる」と嬉しそうに何回か言っている。「向こうでもきっとまだ生きてるな、言うたはるよ」と言った。
年賀状は面倒だが多少は意味も有って、出すか出さざるべきか、深く考えさせられる。