a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

今日の見舞客

今日は本当はコーラスの練習に公民館へ行き、その後で病院に行く予定だった。
ところが電話が有って、俳句の友達が2時頃見舞いに行くと言う。来るなとも言えず、泣く泣くコーラスは諦めて早めに病院に行き見舞客を待機した。
先日3人の俳句の仲間の女性が見舞って下さったとき夫は嬉しそうな顔をして喜んだ。
今日も笑顔が見られるかな、と期待したが駄目だった。
俳句の仲間に違いが無いが、夫の嫌いな女性だったのだ!
高校の後輩でもあるし親しい筈なのに、夫は嫌だったのだ。嫌いな訳が良く解った。夫のベッドの傍で自分の夫が亡くなるときの状態を事細かにしゃべり出して夫は眉をしかめて嫌そうな顔をした。
一緒に来て下さったTさんが「Aさん、嫌がったはるよ、もっとええ話しましょな」と言ってくれて、やっと彼女は気付き「ごめんごめん」と言ったが無神経なのである。
2人が帰られてから、夫に「あの人嫌いやねんね」聞いたら「うん」と頷いた。
夫は全部聞いているのである。
Tさんは何度も来て下さっているので、看護士さん達も良く見知っている。今日は夫が書いた公民館祭り用の短冊を持って来てくれて、看護士さんに俳句の講義をして居た。『雲舟』という俳号のこと、俳号の下に朱肉で押した落款のこと、俳句の読み方、意味等も。彼は本当に優しくて良い人なのである。