お天気も良く、食欲も戻ってすっかり風邪は抜けたように思う。
昨日届いた年賀状の整理をした。
「来年から年賀のご挨拶を止めます。」というのが数枚有って、ほっとする。
裏も表も印刷・・・生きてますよ〜という印だけ。
この年齢になると、どんな風に生きているのか心配なのである。
子供が全部しているのかもしれないし・・・と悪い方に想像してしまう。
私も出さないで貰った方へは「来年からご挨拶をしない」ことを書いて出した。
年賀状は出さないでもお付き合いは続くのである。
例えば、同窓会コーラスのA君なんかは、つい10日ほど前に忘年会に一緒に行ったし、お正月11日には初練習で会うのだから・・・。
亡夫の中学校からの親友Tさんからは今年も届いた。
印刷だけど、宛名は彼の手だ。少し右に傾いている。
眺めていると、10年前に会ったのが最後の丸いお顔が浮かんでくる。
今もやっぱり丸いお顔でニコニコ笑ってらっしゃるのだろうか。
年齢は89才。
お元気でいてほしい。
私はいつも近況を少し書いて出している。
毛筆の達筆な賀状は4歳年上の従兄弟のYさん。
印刷は一切なし。
ずっと何十年と手書きだけれど、字は衰えてなく震えもない。
お手本のような見事な賀状である。
私の血筋の生真面目さの代表みたいな人物だと思う。
もう30年会っていないが、年賀状を眺めてながら「どんなお爺さんになっているだろう?」と想像するのも楽しい。
父は兄弟が8人も居たのに、若く死んでしまったり、長く生きても子供のない家が多くて、Yさん兄弟は唯一の従兄妹だけれど、ずっと東京住まいで会うことは数少なかった。
弟のAちゃんは高校生の頃、夏休みにしばらくうちに滞在したことがある。
私と同じ年だけど、何せお互いに思春期だったから余り親しくはならなかった。
東京へ行った時に数回会ったけれど、年賀状のやり取りはしない。
お兄さんのYさんはハンサムだったし、優しかったし、大好きなお兄ちゃんだったので、年賀状を受け取るだけで昔に戻って心がほんわかしてくる。
金柑がいっぱい実をつけた。
皮はビタミンCがいっぱいで喉に良い。